8月8日「南海トラフ地震」臨時情報発令!その時のタイでの反応は?

オーエイチのピムピラです。
先日、日本の南海トラフ地震についてのニュースが出た後、
タイ人旅行者がどう思っているかを知りたくて、タイの旅行会社PKGのプロイさんに話を聞きした。

プロイさんによると、ニュースが出た最初の2日間くらいは、
やはり、ツアーの予約を考えているお客様や、既に予約しているお客様から南海トラフの状況について多くの問い合わせがあったそうです。タイ人も、日本は地震がよくある国だと知っていますが、今回は特に大きな地震になるかもしれないと報道されたため、不安に思ったようです。

プロイさんは「日本に住むタイ人の親戚や日本人の知り合いから地震警報の情報を聞いて
安心してくださいと言われました。現地の多くの人はいつも通りの生活をしています。
パニックもなく、生活に大きな影響はありません。ただ、政府のニュースや通知には引き続き注意しておくと良いですよ。」という情報を得ていたので、
お客様に今のところ状況は安定していて、普段通りの生活をしているようだと説明し、
ニュースで言われているほど怖い状況ではないと安心させたそうです。

また、プロイさんは、タイのニュースやFacebookの投稿が少し大げさで、それが人々をパニックにさせていると言っていました。
参考サイト

写真:タイ新聞「Thairath – ไทยรัฐออนไลน์」のFacebook公式アカウント

最後に、ツアーのキャンセルがあったかを確認しましたが、
最初の2日間は問い合わせが多かったものの、実際にはツアーをキャンセルしたお客様はいなかったそうです。ただし、訪日する前に、ツアー会社に対策方法や現地の安全情報についてを求めるお客様が多かったようです。

プロイさんは、南海トラフが発生しないよう祈るとともに、
PKG社では10月からの旅行シーズンに向けて、お客様への情報提供を強化していくとのことでした。

また、観光客を受け入れる日本側でも今回の台風もそうですが、
多言語で情報(状況だけでなく、対策方法や避難場所など)を発信することも大切だと感じました。


10月からはタイ人にとって最も人気の旅行シーズンであり、
大きな問題がなければ、例年通り、多くのタイ人観光客が日本を訪れることは確実と言っていました。
特に、ゴールデンルートや上高地など、自然を満喫できる観光地は、タイ人観光客から高い人気を集めています。もちろん、タイ人観光客に限らず、他の外国人観光客も日本を訪れることで、
日本の観光業界全体が活性化し、経済に大きな貢献をするでしょう。