高速バス 福井線・金沢線のコンテンツマーケティングを行った、名鉄バス様に訪問インタビュー

2023年12月に弊社のブログサイトCorritrip.jpを活用して、高速バスの名古屋~福井線・名古屋~金沢線のコンテンツマーケティングを行った、
名鉄バス株式会社 
運輸本部 営業部長 平松 大介 様
にインタビューをさせていただく為、2024年6月下旬に名鉄バス本社を訪問いたしました。

※ インタビュー時点の部署役職となります。

名鉄バスは愛知県名古屋市に本社を置く名鉄グループのバス事業者で、一般路線バスの他、空港連絡バスや名鉄バスセンター(名古屋市中村区)を拠点に、全国各地へ高速バスを運行する愛知県内最大規模のバス事業者のひとつです。

この名鉄バスを含め、バス会社4社で運行する名古屋~福井線の高速バスが、2023年12月1日から2往復増便されて10往復になりました。この増便をライバルである鉄道のユーザーにも広く長期的に告知する為にコンテンツマーケティングを実施しました。

この際に強く意識したのが、2024年3月16日の北陸新幹線 金沢駅~敦賀駅の開業(延伸)による人の流れの変化でした。


オーエイチ高橋
この度はご多忙の中、お時間を調整いただき誠にありがとうございます。
2023年12月に福井線のコンテンツマーケティングを開始してから約7か月。
更に、金沢線のコンテンツを増やしたのが2024年2月からなので約5か月が経過しました。
そこで、これまでを振り返ってお話をお聞かせください。

よろしくお願い致します。

まず、貴社にとってコンテンツマーケティングは初めてのお取組みかと思いますが、試してみようと思った切っ掛けは何でしたか?

名鉄バス 平松様
福井線の増便が決まり、この名古屋~福井線を広く告知したいと考えていました。
今の時代なら「WEBだろう」と。
WEB検索した際に上位に表示して、既存ユーザーだけでなく新しいユーザーに伝える方法はないだろうか探していました。

その時、オーエイチの高橋さんから「コンテンツマーケティング」の話を聞いて、これは良さそうだなぁ
っと思いました。

オーエイチ 高橋
どこが良さそうだなぁ と思いましたか?

名鉄バス 平松様
そうですねぇ。
一番は広告機能より、お客様にとっての有益な情報提供を優先しており、客観的に弊社の高速バスの情報も有益情報として届けられると思ったからです。

オーエイチ 高橋
そうですね。
コンテンツマーケティングで大切な事の一つは、あくまでもユーザー目線でユーザーにとって有益な情報を客観的に提供することなので、ライバルである鉄道の情報も貴社の高速バスの情報と平等に掲載する必要があります。
そこに関して不安はありませんでしたか?

名鉄バス 平松様
はい。特にはありませんでしたね。
事前に、事例などを見せていただいていたので安心でした。
また、鉄道には鉄道の良さがあり。バスにはバスの良さがあり、それを客観的に伝えられるのは弊社にとっても良かったです。
まずは鉄道と一緒に高速バスの存在や良さを知っていただき、その中で高速バスも良さそうだなぁ
と思ってくれる人が増えて、高速バスに乗車してくれると嬉しいので

オーエイチ 高橋
コンテンツマーケティングへの期待と結果はいかがでしたか?

名鉄バス 平松様
過去の実績や分析を見せていただいていたので結果を期待していましたが、それは期待以上の結果でしたよ。
タイミングもとても良かったと思います。

オーエイチ 高橋
それは本当に良かったです。
ありがとうございます。

大手メディアをはじめ、各メディアや媒体より早くページを公開し、ユーザーに情報提供をできたのが良い結果に結びついたと思います。

平松さんの素早い決断と情報提供のお陰ですね。
大きな会社の中でスピード感のある決断ができたのはなぜでしょうか?

名鉄バス 平松様
そうですねぇ。
翌年(2024年)3月の北陸新幹線の敦賀まで開業を見据えて12月から福井線を2往復増便したのですが、福井線はもともと冬は比較的閑散期なので早めに集客に向けて対策をしたいと思っていました。
また、金沢線は逆に3月の春休みは例年お客様が増える時期なので、早めに移動需要を捉えたいと思っていたので、スムーズに開始できるように急ぎました。

オーエイチ 高橋
そもそもですが、2024年の規制強化やそれに伴うドライバー不足の課題が顕在化しているなかで福井線の増便って、とても思い切った施策だったのでは?
増便することになった経緯を伺っても良いですか?

名鉄バス 平松様
そうですね。やはりコロナ禍の影響は大きかったですね。
コロナ禍では収入も利用人員も大幅に減ってしまい。
ただアフターコロナを見据えて、売り上げも利用人員も増やしていきたいと考えていて、北陸新幹線の金沢~敦賀延伸は商機であり、勝機でもあると思い挑戦しました。

オーエイチ 高橋
お陰様で、コンテンツマーケティング用のページへのアクセス数や滞在時間、予約への遷移などが順調に伸びたのですが、実際の乗車数などはいかがですか?

名鉄バス 平松様
両路線ともに輸送人員で1.4倍~1.6倍に増えて、完全にコロナ前を上回っています。
人員の問題で、なかなか続行便をだせない中で、この数字は凄いです。

北陸新幹線延伸で鉄道での名古屋~金沢は早くなったので、もう少し苦戦するかと思ったのですが好調ですね。価格と乗換が無いメリットが伝わり、需要につながったのかなぁ?と感じています。

オーエイチ 高橋
今後の課題や改善点や希望などございますか?

名鉄バス 平松様
特に期待したいのは、訪日者数が増えている海外のお客様ですね。
その方々に潜在的な可能性を伝えて取り込むことですね。

次は、コンテンツマーケティングで海外の方に名古屋を滞在拠点にして、各地に旅できるようなスタイルを提案できるようになりたいですね

オーエイチ 高橋
インバウンド向けに、名古屋拠点を提案できるコンテンツを検討して、ご提案差し上げたいと思います。

本日はありがとうございました。


今回は2024年3月の北陸新幹線延伸により、人の流れが変わることで福井や金沢に注目が集まる。更に、「福井」「北陸新幹線」関連のGoogle検索も増える。その予測の元に、早めのコンテンツマーケティングが結果に結びついたと思います。
そこに目を付けた、名鉄バス 平松様の戦略に一定の貢献ができたことを嬉しく思いました。
今後もより広く貢献できるように努めたいと思います。

株式会社オーエイチ 高橋英知


今回、名鉄バス様にご提供したサービスはCorritrip.jpを活用したコンテンツマーケティングです。
こちらのサービスの詳細はこちらです。

URL: https://corritrip.jp/jpn/blog/nagoya_fukui