車内放送に励まされる?!

2021年8月3日(木)22:00頃の閑散とする新宿駅南口
JR中央線三鷹駅 2021年8月3日(木)22:00頃 まるで早朝のような静けさ

 東京をはじめ全国で緊急事態宣言が発令されているが、出社しないと出来ない仕事もあり、月に2~3回はバスや電車等に乗車し、渋谷区恵比寿まで通勤することがあります。

 その電車やバスの車内放送で「テレワークや在宅勤務を活用して、混雑緩和にご協力ください。」との主旨の案内を度々耳にします。

その放送を切なくも感じ、また励まされもします。

民間企業である鉄道会社やバス会社が自ら商品を利用している人々に、なるべく利用しないように促している。 

既にお客様が激減して、苦しい状況なのに更にお客様を減らす努力を自ら行っています。

 多くの公共交通事業者とお仕事をさせていただいている弊社、日々オンライン会議等を通しても厳しさ推測される。
当然です! コロナが流行して既に約20カ月が経過!度重なる緊急事態宣言の発令に移動制限。
現に打ち合わせの殆どがオンラインに変わり、飛行機は勿論、鉄道やバスに乗車する機会は激減しています。
 更に弊社ですら、全社テレワークに移行した為、通勤定期券が不要になり、2020年6月には通勤手当を廃止し、通信手当支給に切り替わりました。
 この様な状況下でも、厳しさや苦しさを声に出さずに、地域を支えるインフラとしてのプライドで歯を喰いしばっていると思うと、本当に頭が下がります。
多くは上場企業や大企業である為、株主さんや地域などステークホルダーの事を考えると泣き言は言えない事情も理解します。

 しかし、多大な固定費を負担して、人々の移動をより安全に快適に便利にするサービスを提供する公共交通事業者。お客様が大幅に減少しても地域のインフラとして運行を継続しなくてはならない公共交通事業者。苦しくないはずがないと容易に想像はできます。

 しかも、日本の場合、その公共交通事業者の多くは民間企業です。
この様な状況下でも利用してくれるお客様に向かって、歯を喰いしばって、車内で

「テレワークや在宅勤務を活用して、混雑緩和にご協力ください。」と放送しているかと思うと泣けてきます。

しかも、大企業なので給付金や国のサポートも少なく、自己努力が殆どなんだろうなぁ?
と想像すると本当に半端ない努力と我慢をしているのだろうなぁ。。と想像します。

私達も負けずにより頑張ろうと励まされます。

そして、今できる事を一緒に考え、実行して行きたいと思います。
蔭で歯を喰いしばってインフラを守ろうとしている人が沢山いる事を知っていただけると幸いです。

株式会社オーエイチ 高橋英知


国内需要を喚起する神姫バスのチャレンジ


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