タイインフルエンサーマーケティング完全ガイド

東南アジアの中心に位置し、親日国としても知られるタイ。近年、訪日観光や日本製品の人気とともに、インフルエンサーマーケティングの需要が急速に高まっています。ここでは、タイのSNS事情から、インフルエンサーの傾向、そしてマーケティング活用のポイントまで詳しく解説します。

1. タイのSNS・YouTube事情

タイはインターネット・SNSの利用率が非常に高く、特にスマートフォンの普及率が95％を超えるなど、モバイルファーストな国です。以下は主要なSNSの特徴です。

Facebook：タイでは幅広い世代に使われており、20代～50代の層に強い影響力があります。日本と異なる点はライブコマースも人気のコンテンツです。
Instagram：20代女性を中心に人気。ファッション、美容、旅行の分野で効果的です。
TikTok：若年層（10代〜30代前半）の利用が急拡大しており、エンタメやショート動画による訴求に最適。日本と異なる点はライブコマースも人盛んにおこなわれています。
X（旧Twitter）：一部のオタク・エンタメ層に人気。
YouTube：国民的メディアと呼べるほど視聴率が高く、全年齢層にリーチ可能。

特にYouTubeは「テレビの代わり」として機能しており、動画による体験やレビューが購買行動に直結します。

タイではインフルエンサーを「KOL」と呼ぶことが一般的で、フォロワー数だけでなく、信頼性・専門性が重視されます。

また、有名人よりも親近感のある“素人系”インフルエンサーの信頼度が高い傾向があり、日本と比べて「等身大の存在」が好まれる点が特徴です。

タイの消費者は感情に訴えるストーリーに強く反応します。「誰がどんな思いで体験したか」が重視され、広告臭の強い投稿は敬遠される傾向があります。

PR投稿においては、商品のスペックよりも実際に使った・訪れた感想が重要です。動画やストーリーズで自然な体験を共有することで、リアルな信頼を獲得できます。

Instagram向けの縦長動画、YouTube向けの長尺レビュー、TikTok向けのショートエンタメなど、プラットフォームに応じた最適な表現が不可欠です。

タイ市場においてインフルエンサーは、単なる広告塔ではなく「共感される伝道者」です。ストーリー性のあるコンテンツを通じて、訪日観光・商品・サービスの魅力を伝えることで、高いコンバージョンと信頼獲得が見込めます。

オーエイチでは、現地のインフルエンサーと連携したプロモーションも可能です。興味のある方はお気軽にご相談ください。

日本在住のタイ人インフルエンサー・Youtuber｜KrobKrueng Japan（クロップクルアンジャパン）

Krobkrueng Japan（クロップクルアンジャパン）は「日本のことが全部わかる」「日本の魅力まるごとパック」といったニュアンスになります。

日本の観光・文化・生活・食などを“まるごと”タイ語で伝えるメディア、というコンセプトを端的に表したネーミングです。
タイ人に大人気の夫婦のタイ人インフルエンサーですが、日本在住の為、素早く詳しい情報をYouTubeとFacebookより配信できるのが特徴です。

Facebookのフォロー数約83万人
YouTubeチャネル登録者：約29万人