株式会社オーエイチのPimpila(ピムピラ)です。 私事ではありますが2024年4月12日より私の故郷である、タイのバンコクに帰省しています。
それは4月13日~4月15日はタイのお正月ソンクラーンだからです。
ソンクラーンは水かけ祭りとも呼ばれ、街中で水をかけあい新年を祝います。
このお祭り目当てに世界中から多くのツーリストがタイに訪れます。
今年はパンデミック後、初めての本格的ソンクラーンだったのでより多くのツーリストが集まっていたように感じます。
また、この休みを利用して多くのタイ人が海外旅行を楽しみます。
そこで、今年(2024年)のソンクラーン期間のタイ人の海外旅行事情をお知らせしたいと思います。
海外旅行は前年(2023年)より37.75% 増加!日本は何番目?
タイの国際運輸省によると海外旅行は前年(2023年)より37.75% 増加し、合計457,012人のタイ人が海外旅行をしました。
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主な渡航先は
1位:香港
2位:日本
3位:韓国
4位:台湾
5位:シンガポール
と推測されています。
香港がソンクラーン期間中にタイ人に最も人気の目的地となる7つの理由は?!
1、便利で近い。
タイから香港への直行便が多数あり、飛行時間も2~3時間程度と近い。
飛行機のチケット代が比較的安価。
2、コストが安い
他国と比較して。東アジアで香港は比較的物価が安いと考えられています。
3、若男女問わず手軽に楽しめる。
遊園地、ディズニーランド、寺院、市場、レストランなど多種多様なスポットがあり老若男女が楽しめる。
4、縁起を担ぎに行く
タイ人には中国系も多く、 香港の寺院にお参りに行きます。
ソンクラーン の期間にお参りするとさらに縁起が良くなる為です。
5、ショッピング
香港は買い物客の天国です。 さまざまな種類の製品からお選びいただけます。
そして、最近は可愛い小さなキャラクターを販売しているポップマートが大人気です。
6、グルメ
香港には、多様で美味しく、安価な食べ物が沢山あるからです。
7、便利
香港では広く英語が使える為、便利です。
また、公共交通が充実しているので簡単に自由に旅を楽しめる。
距離が近い事と英語が広く使えることが日本より有利ですね。
この時期に旅するタイ人に、日本の寺院巡りや中華街の寺院を提案するのがおすすめです。
香港への旅は3泊4日が最も人気だそうです。
2番人気は日本!
2番目に人気なのが私が暮らしている日本です。これは嬉しいですね
日本は何度も訪問する人が多いのが特徴です。
日本が人気の理由の7つのポイントは・・・
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1、タイにはない四季と自然がある
多くのタイ人にとって日本でイメージするのは豊かな自然と過ごしやすい気候です。
タイや香港にはない桜・紅葉・雪など四季を感じたいと思ってます。
ソンクラーンの時期は桜・残雪・新緑ですね
2、定番の人気スポットがある。
やはり富士山、ディズニー、ジブリが定番スポットとして人気です。
最近ここに加わって来たのが長野県の上高地です。
上高地の美しく自然豊かな所がタイ人をひきつけています。
3、グルメ
やはり日本と言ったらグルメも外せませんね
タイにも日本食レストランは沢山あります。 それは日本食が人気だからです。
やはりB級グルメを含めて本場で日本グルメを楽しみたいからです。
4、交通機関が便利
香港の人気の理由にもありましたが、日本も公共交通が充実しており簡単に自由に移動ができるからです。
更には、日本では時間通りに移動できるので、予定が立てやすいのも人気です。
地域間の移動は新幹線が人気です。
私はもっともっと積極的に高速バスなどの新幹線以外も利用いただけるようにメリットをアピールしたいと思います。
5、独自の文化
日本は歴史が長く、タイとは異なる独自の文化があることも人気です。
更にはアニメなどのサブカルチャーもタイ人の心を掴んで離さないです。
6、ショッピング
日本にはビタミン剤や栄養クリームなど、常に話題になる商品が沢山あります。
また、今は円安なのでブランド品の購入も人気です。
7、安全
タイ人にとっては日本は安全で信頼できる国です。
一人でも安心して旅を楽しめます。
タイ人にとって日本を好む理由は沢山ありますね!
これらを参考にして、来年のソンクラーンの時期は、善光寺参りや長野の残雪や標高の高いエリアなら遅い桜を楽しめる
など、タイ人の気持ちになって、この時期ならではの日本旅行の楽しみ方を提案するとより効果的だと感じました。
ただ、現時点での日本旅行にはネガティブ要素もあります。
それは・・・
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1、航空券の値上がり
コロナ禍以前と比較すると、日本の各空港への直行便の数は減ってます。
徐々に直行便の数も増えてはいますが、チケット価格は以前よりも明らかに高くなっています。
私がタイの旅行会社に問い合わせした
2024年4月の航空会社の直行便往復の平均的な最低価格です。
LCCで15,000バーツ(約65,000円)~
フルサービスで19,000バーツ(約82,000円)~
でした。
パンデミック前はLCCで11,000バーツ(約47,000円)程度、
フルサービスで16,000バーツ(約69,000円)程度でした。
また、パンデミック前と比べると座席数が減っているのでまだまだ予約が困難な状況です。
2. 宿泊料金の高騰
大幅な円安が進んでいます。しかし、地域によっては宿泊料金が2倍近くまで高騰しています。 そのため、円安の恩恵が少なく感じられているようです。特に4月は宿泊料金が高騰しています。
この航空券と宿泊料金の高騰が原因で日本から他の国や地域に目的地を変更しているタイ人も多くいます。
やはり、予算を観光やショッピングやグルメ、体験に使いたいからです。
私の個人的な感覚ですが、上記の理由から比較的近くて、比較的航空券や宿泊料金が安価な九州の福岡(博多)は若いタイ人の人気の目的地になっているように感じています。
タイ人集客アドバイザー
株式会社オーエイチ Pimpila(ピムピラ) レポート
2024年のソンクラーンの様子(バンコクにて)
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