奥飛騨サテライトオフィス&ワーケーション」プロジェクト[1回目/全3回]構想と出会い

2020年3月コロナ禍の中の「奥飛騨サテライトオフィス&ワーケーション」プロジェクトを始めました。その理由や経緯を簡単にですが3回に分けてご報告したいと思います。

弊社のメイン業務はホテル旅館を海外にマーケティングやプロモーションをし、インバウンド集客のサポートをすることです。

コロナ禍で未曾有の事態になりました。

【第一回】構想と奥飛騨との出会い

・2020年2月上旬 
ダイヤモンドプリンスが横浜港に停泊し、新型コロナウィルスの影響が本格化してくる予感がし、念のための資金調達を始めました。
同時に弊社の顧客企業様からはインバウンド客の急減で悲鳴にも似た声が届き始めました。
その声を聞きながら、災害や経済危機などのイレギュラーが発生すると、真っ先に苦境に立たされ、最後まで苦境が続く観光業界を何とかする方法はないのか?とぼんやり考えだしました。

リーマンショックや東日本大震災の時も、
「イレギュラーに弱いのは観光が日常生活からかけ離れているからだ!
どうしたら観光に日常生活を取り入れる事がができるのだろう?」
と考えていました。

・2020年2月27日(木) 全社テレワーク移行ミーティング
新型コロナの感染拡大予防の為、2020年3月1日から3月15日迄オフィスを閉めて、全社員テレワークに移行することにしました。

この頃街からはマスクは勿論、トイレットペーパーなどの日用品も消えていました。

・2020年3月2日(月) 全社員テレワーク開始
偶然ですが、この日から学校が一斉休校となりました。
この日から全社テレワークで準備を進めていたので子育て中の社員も混乱なくテレワークに移行!

・2020年3月中旬 ワーケーションプロジェクト構想開始
全社テレワークが始まり、約2週間が経過!想像以上に順調なテレワークのスタート!
弊社社員の適応力の高さを誇りに思うと同時に「都心のオフィスって必要?」と言う疑問が出始めました。

また、このテレワーク化は「観光」に「日常生活」を取り入れと切っ掛けになるかも?と思いました。

・2020年3月下旬 ワーケーションスタンド構想開始!
一部社員にオフィスを観光地に移すワーケーションスタンドの企画書を提示し、計画を実行に移す為の物件探しを開始しました。

・5月上旬に物件絞込み
ワーケーションスタンドの候補物件として「伊豆」「熱海」「軽井沢」「草津温泉」など様々な候補物件が上がってきましたが、どれも決めきれずにいました。

そこに一人の社員から「奥飛騨にこんな物件を見つけました。」
メールがありました。

それが萬葉館(ばんばかん)と呼ばれる空き家となっている古民家でした。

私は直ぐに惹かれ、この萬葉館の管理者に連絡をし、この建物を見に行くことにしました。

・2020年5月19日 萬葉館と初対面
毎日テレワークで自宅から殆ど出ない生活の中、マスクを二重にして貴重なアルコール除菌スプレーなどをも持って最小限の人数、日帰りで奥飛騨に向かい、萬葉館と対面しました。

まず、第一印象は建物も立地も環境の素晴らしく、案内してくれた地元の方々もとても親切で、素敵な方々と感じました。

しかし、建物が想像以上に大きく、痛みも激しく、とても私達のようなコロナ禍に苦しむ超零細企業の手には負えないなぁ。
とも感じました。

帰路の車中では
「とても良い物件だねぇ。 しかし、手におえないねぇ。」
「でも魅力的だね!」「でも難しいねぇ」
未練がましい言葉を繰り返しながら、東京に戻りました。

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