【タイ市場攻略】タイ人のGoogle検索行動から見える購買行動

タイ人に商品やサービスを知ってもらいたい。でも「どうやってリーチすればいいの?」とお悩みの企業様へ。
本記事では、タイ人の購買行動の入口とも言える「Google検索行動」の特徴を解説し、さらに最近急増しているChatGPTの利用シーンにも触れながら、効果的なマーケティング手法をご紹介します。


タイ人は何を、どうやってGoogle検索しているのか?

1. 会話口調で検索する

タイ人の多くは、Googleで「短いキーワード」よりも「話し言葉のようなフレーズ」で検索します。
例:

  • 化粧品 → 敏感肌に合うスキンケアブランドおすすめ
  • レストラン → アソーク周辺のローカルレストラン 安い 美味しい
  • 4月 日本観光 準備 → 4月に日本へ行く時、何を準備すればいいですか
  • 大阪観光 初めて → 初めて大阪に行くんですが、どこを観光したらいい
  • おすすめ洗顔フォーム → 脂性肌におすすめの洗顔フォームはどのブランド

➡︎ これは、「Google=相談相手」という感覚が強いことの現れです。

2. 「Pantip」や「レビュー」を含む検索ワードの活用について

タイ人は検索時や購入前に、他人の意見を非常に重視する傾向があります。そのため、検索の際には「Pantip」や「レビュー(รีวิว)」といったキーワードを組み合わせて情報収集を行うのが一般的です。
特に「Pantip」は信頼性の高いクチコミ情報源として広く利用されています。

タイ人が実際に行う検索例は以下の通りです:

  • เดินทางจากสนามบินนาริตะเข้าเมือง pantip
     (成田空港から市内へのアクセス方法 pantip)
  • ไปเรียนต่อญี่ปุ่น ค่าใช้จ่ายเท่าไหร่ pantip
     (日本に留学するにはいくらかかる? pantip)
  • ของฝากญี่ปุ่น 2025 pantip
     (2025年の日本のお土産 pantip)

また、たとえば「成田空港から市内へのアクセス方法(เดินทางจากสนามบินนาริตะเข้าเมือง)」と入力した場合でも、検索サジェストに自動的に「pantip」が付いた形(เดินทางจากสนามบินนาริตะเข้าเมือง pantip)が表示されることもあります。
これは、多くのユーザーが「pantip」を付けて検索していることを示しています。
เดินทางจากสนามบินนาริตะเข้าเมือง pantip が出てきたりします。

➡︎ 情報源として「Pantip(タイ最大級の口コミ掲示板)」の信頼度が高いことの特徴です。

3. 「近くの○○」「何時まで営業」といった“ローカル検索”も多い

モバイルでの検索が中心のため、場所や時間を含む検索が非常に多く見られます。


では、ChatGPTはどう使われている?Googleとの“役割分担”

近年ではChatGPTの利用者も急増中。
ただし、Googleとは明確に使い分けられているのがタイ人の特徴です。

利用目的GoogleChatGPT
商品・場所の事実確認◎ 主に使われる△ 補足的に
口コミ・レビュー調査◎ Pantipと連携して✕ データが不十分
メール・投稿文の作成△ 補助的◎ メインで活用
アイデア出し・比較提案△ 間接的◎ 相談相手のように使用

例えば、「バンコクのおしゃれなカフェ5選」を探すならGoogleでレビューをチェックし、
「友達へのおすすめ文をSNSで投稿したい」となるとChatGPTに頼る。

つまり、

  • Googleは“事実を探す相手”
  • ChatGPTは“考えを整理・表現する相手”

といった使い分けがされているのです。


Googleだけではリーチできない?“口コミ型プラットフォーム”が信頼される理由

タイでは、広告や企業発信の情報だけでなく、「実際に使った人の感想」が最終的な意思決定に大きく影響します。

そのため、Googleで検索した後にPantipの口コミを探すという流れが非常に一般的です。


◆Pantip(パンティップ)とは?

・月間6,200万PV・ユーザー数240万人のタイ最大のQ&A型掲示板

・ジャンルは美容、家電、旅行、健康、教育など多岐にわたる

・「タイ人が本音を語る場所」として非常に信頼されている

・Google検索でもPantipのスレッドは上位に表示されやすい

Pantipについて詳しくはこちら


◆なぜPantipへの“記事広告”が有効なのか?

✔️ 1. Google検索から直接流入される

Googleで「レビュー」「pantip」などと検索されたときに、記事広告も自然に読まれる

✔️ 2. ネイティブなトーンで違和感なく情報が届く

Pantipでは企業が投稿した広告でも、一般ユーザーのような語り口で情報を発信できるため、広告感が少なく、自然に受け入れられます。

✔️ 3. ターゲット層に合ったカテゴリへの投稿が可能

例:美容関連商品なら「ความงาม(ビューティー)」、日本旅行なら「ท่องเที่ยวต่างประเทศ(海外旅行)」など、関心の高い読者に絞って情報を届けることが可能です。

✔️ 4. 長期的に検索で読まれ続ける

一度投稿すれば、数年にわたってGoogle経由でのアクセスが続く可能性も。
いわば「資産型コンテンツ」として機能します。


◆まとめ:Pantip記事広告は“検索行動と信頼心理”にマッチした強力なPR手段

タイ人の検索行動は、信頼できる口コミを求めてGoogleとPantipを行き来するという流れが基本です。

だからこそ、

「Pantip × Google検索」= タイ人の購買導線に自然に入り込める!

タイ人に商品やサービスを知ってもらいたい、タイ市場での認知拡大・ファン獲得をしたいとお考えの企業様にとって、Pantipへの記事広告は非常に効果的な選択肢です。


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