中国向けホームページ開設時の注意点
簡体字中国語のホームページを作ろうとする場合、
中国固有の注意点が有ります。
日本で見れているホームページが中国では見れない?
中国ではGoogle, Twitter, faceebook, LINE,Youtubeなどは禁止されており使用できません。
その為、中国では独自のインターネットサービスが普及してます。
例) | ||
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Google (日本) | ⇒ | 百度.com (baidu.com) (中国) |
Twitter (日本) | ⇒ | 微博 (weibo.com) (中国) |
facebook (日本) | ⇒ | 人人網 (renren.com) (中国) |
Youtube (日本) | ⇒ | 优酷首页 (youku.com) (中国) |
LINE (日本) | ⇒ | 微信 (WeChat) (中国) |
なぜ独自のサービスが発展しているのか?
それはホームページなど開設が自由でないことが一因です。
中国国内のインターネット網から中国国外へのインターネット網へのアクセスは
検閲があり、接続できないケースもあります。
その為、折角作った中国人向けの簡体字中国語ホームページが中国国内では
見れていないことも多々あります。
そこで、中国国内の方々に確実に情報を届けるには中国国内のサーバに
ホームページを置く必要があります。
しかし、中国ではホームページの開設は自由ではなく、全てのホームページで
ICP(Internet Content Provider)登録や
ICP(Internet Content Provider)ライセンスなど
届出や許可が必要になります。
ICP(Internet Content Provider)の役割分担 | ||
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非営利目的サイトの場合 | ⇒ | ICP登録 |
営利目的サイトの場合 | ⇒ | ICP登録 + ICPライセンス |
ICP登録やICPライセンスも取得しないと?
中国ではホームページの運営者が個人・法人・国籍を問わず
「ICPサイト登録」を法令で義務化してます。
当局申請後トップページに許認可番号を表示が義務です。
もし、ICP登録やICPライセンスを適切に取得していない場合は
・罰金
・運営サイトの停止
・サーバーの没収
・ホスティング企業との取引禁止
となりますのでご注意ください。
ICP登録てどうすればよいの?
下記のサイトより申請できます。
オンライン申請窓口(中国語)
※ 申請には中国国内に法人格が必要です。
※ ICPライセンスは、中国企業の資本比率が51%以上が必要で、日本の企業など外国企業が50%以上出資をしている会社はICPライセンスの取得はできません。
中国からFIT集客やWEBプロモーションはどうすれば良いの?
1, 中国の旅行サイト使ってのプロモーション
この方法は比較的早く集客効果が見込めるプロモーションです。
しかし、楽天トラベルやじゃらんnetのような日本企業のサイトの影響力は限定的です。
中国では独自のトリップドットコム・グループのOTA(Online Travel Agency)「シートリップ(Ctrip、携程)」が圧倒的な影響力を持っています。
シートリップを活用することをお勧め致します。
当社ではシートリップの申請から運用までサポートいたします。
お気軽にお問合せください
2, 日本のWEBサーバで簡体字中国語サイト運営して、プロモーションをする。
この方法は手軽スタートができます。 しかし、共産党大会が近づいたり、日中関係が悪化した際は
中国国内からのアクセスに制限が掛かる場合があります。
3, 香港のWEBサーバで簡体字中国語サイト運営して、プロモーションをする。
日本のサーバーよりも制限が掛かることが比較的少なく、スピードも比較的早いです。
4, 規制がなく、効果が見込める東南アジアなどにターゲットをシフトする。
中国国内のWEBプロモーションは旅行代理店やシートリップを使い
FITは東南アジアなどにターゲットをシフトするのも一つの方法です。
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